KEN1の秘密

KEN1のちょっぴりデンジャラスな出来事とか日記とか・・

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インド・ヒマラヤ大冒険 ~奇跡の国インド~ Episode参

 9月の中国のPWCセレクション(プレPWC)に続き、2004年11月、インド・ヒマラヤでのプレPWCに参戦した。毎日がハプニングと奇跡の連続。おいらはインドという国を、奇跡の国と呼ばせてもらう。そのハプニング続出の大冒険の一部始終を伝えよう。

続きは11月7日から。

11/7(日)

運命の日。人生最大の危機、人生最大の奇跡 ~世界ウルルン滞在記~
 今日も快晴、やっぱ朝風呂はいいなぁ。おいらはすがすがしい朝を迎えた。まさか、あんな大事件が勃発することになるとも知らずに・・・。
s-IMG_0442.jpg
 
 この日はビッグタスク、ジャスト100kmだ。インド人に邪魔されてスタ沈し、また出遅れてしまう。なかなかうまい人とからめない。でも、たまにサクッといい飛びができたので、60km地点では最新機オメガ6コンペの集団に追いつく。ブラックオメガ5のデビルウィングちゃんの実力を見せてやる。いっしょに走ると負けるから、高く上げて上から抜き去る作戦。けど、やはり置いていかれる。

s-SANY0577.jpg

 4時頃、70km地点で降り返し、TO方向へ戻る。山ベタで飛ぶグライダーを見て、沖まわりで置き去りにしてやろうとしたが、山ベタの方が良さげ!これは・・と思い山に近づき、アーベントで山際を飛ぶ。

 近づき・・・すぎた!少しシンクにハマった時、ちょうど見えなかった所に木が現れ、危ないっと思い木を右足キック。しかし、思ったよりこの木が太く、木を蹴り折るつもりの火事場のクソキックの反動で思いっきり跳ね返り、体がクルクルクルー-ッ!やべぇえええええええ!!!!!!
ここインドやぞーーーーー!!!!!!!!

 ツイストしてしまう。初動が速すぎて、手でライザー止めるヒマもなく猛回転。まるで宇宙かのように回転は止まらない。めっちゃ速く、毎秒3回転以上、5秒後にはロープ状になったライザーとラインの長さは1m以上だった。でも、グライダーはフラットスピンに入るわけでもなく、むしろちょうど山から離れる方向に安定してまっすぐ飛んでいる。体だけ回っているのだ。タケコプターが止まって体が回転している状態だ。ライザーを持ってなんとか回転を止め、さぁ、逆回転して復活だ。
 と思ったら、グライダーがフワーッとゆっくり山の方へ帰りだす。オイオイ、おウチはそっちじゃないよ!!やばい!もちろんブレークコードはきかないし、体重移動も全く意味が無い。しょうがない、直接ラインを引っ張るか、と思うが、ロープ状に束ねられてる部分が長すぎ、手が届かない。ああ-っ届かーん!!きゃーーー!さっさとヨガマスターしてダルシム(TVゲームのキャラで手が伸びるインド人ファイター、技を出さなくてもなんとか勝てるから初心者に大人気)になっときゃよかったーーーっ!その瞬間、いろんな出来事が走馬灯のように頭を巡り、なんでこんなことになったんやろう、あれ蹴らんかったらよかったなぁと思ってたら、木にパサッ。ちょっとぶら下がってるが、すぐ木に抱きつき、怪我も無く無事。

 木の長さは8~10m。斜度がかなり急で40度くらいあるので、めっちゃ高く感じた。グライダーも同じ木のテッペン、15mくらいのところにかかっている。時間は4時半。6時前には日没、夜はスキー場並の寒さだ。さて、どうしたものか。インドの山奥、標高2000m以上のヒマラヤで山沈か。周りは生い茂る森。このあたり一帯も緑の山が続く。とりあえず、今日も5時間かけて77km飛んだ上に、20kgほどのハーネスを背負って木に上向いて抱きつくのには限界を感じ、体勢を変え、枝に乗っかる。動けないなぁ。無線も届かないようだ。

 命が大事なので、グライダーはひとまず捨てて山を下りようかと考えたが、道も無い急な斜面の森が続くヒマラヤの山を体一つと手持ちのペンライトで・・・・。カロリーメイトもちょっとしかねぇな。夜はいつも山犬が吠えてるし、野犬や熊や狼が出そうやし、平地までは標高差で1000mもあるし、こりゃー無理だわ。朝までここでなんとかやり過ごして明るいうちに山下りるか無線でヘリ呼ぶ?とか木の上でいろいろ考えた。

 そーいえば、インドでは、村の上や山の頂上あたりにけっこう見物してる人がいて、いつもキャーキャー言っている。誰か来てくれんかな~。インドの神様、助けてください。本にインドには3億3千万も神様がいるって本に書いてましたよ。僕は日本からはるばる阪神タイガースの代打の神様・八木を連れてきたんですよ、引退したからインドの神様の仲間入りするために。ほら、このユニフォーム見て!!と祈ったその時だ!!

奇跡が起こった




 なんと、遠くに子供の声が。おいらは本気の大声で叫んだ。
へ――――――――――――ルプ――――――――――ッッッッ!!!!!!!!!!!
笛も吹く。すると、山の上にいたらしき子供が来た!!彼が裸足になり猿のように木に登ってくる!!!

 中学生くらいか。彼は、まず、カラビナを外したハーネスを降ろしてくれた。重すぎてビビッてたけど。そしてとりあえず下に降りる。下には、いつの間にか10人以上のインドの子達がいる。5~20歳。なんだか体力使ってヘトヘトだ。無線で連絡取ろうとするも、繋がらない。なんじゃかんじゃしてる間に、なんと年上っぽい3人が裸足で木に登り、15mの木のてっぺんのグライダーを回収してくれているではないか!!おおジーザス!!感謝してもしきれません!
@インドの奇跡5@

 とりあえず無線は諦め、回収を手伝う。回収なんて初めてのくせに彼らはめっちゃ手際がいい。5時半にはグライダーは地に落ち、絡まった小枝をみんなでガサガサ取り払い、シルバーバッグに詰め込む。ありえーーーーーん。暗くなる前に回収終わっちゃったよ。

s-SANY0555.jpg

 ちょっとだけ英語を話せるやつがいたから、
『今日中に山を下りてBirに帰りたいんだけどどうすればいいか。』
と聞くと、
『今日は無理だ。道も村へ行く道しかない、とりあえず僕らの村に来い。』
と言う。何度頼んでも断られるので、外人がめずらしいから村に来るよう誘ってるだけかもしれないと思ったが、村で話の分かる人に頼もう、と考えついていくことに。
 彼らは荷物を喜んで、むしろ取り合いになって運んでくれた。感謝だ。途中で、一度回収無線が繋がり、『山の上に降りたけど一応無事で、今地元の人達といっしょに彼らの村に向かっている。』と伝え、GPSの場所も教えておいた。

 それと、おもしろいものもあった。
 村まではずっとケモノ道だったが、途中で胸の高さぐらいに横から生えてきている木が2つ続けてあり、道にかぶさっている感じになっていた。子供達はその木の上に石を一つずつ置き、下をくぐっていく。これは、昔からの伝統というか風習らしく、それには3why、3つの理由があると教えてもらった。 一つは、村から山頂や他の村へと続くその道を守ってもらう。もう一つは、石を置いて行く人々を守り、幸せに。そして3つ目は、彼らの住んでいる村を守ってもらう、というご利益があり、そういう願いを込めて積むらしい。
 こんなところでインドのこの小さな村だけの伝統に触れるとは思ってもいなかったので、嬉しかった。みんなといっしょに石を置き、2つの木をくぐる。貴重な体験だ。

 その尾根から尾根を2つ横断した次の尾根の中腹よりかなり上に村はあった。標高は同じく2000mほどだ。遠かった。暗くなったので早歩きでたまに走って1時間はかかった。疲れきった体にはキツい。寒いのであったかい格好をしていたから、もう汗だくだ。村に着くと、着ていた3枚の服はびしょびしょ。寒いので脱ぎ、乾いたTシャツとフライトスーツを着る。
 村に電話はなく、無線も通じない。村の周りを電波を拾いに歩き回ったが、ダメだった。『みんなが心配するので、下に降りて電話か無線で連絡を取り、迎えに来てもらって帰りたい』、と言うが、『今下に降りるのは暗くてケモノ道で危ないし、下りるだけで3時間はかかるし、獣がいる。』と言われた。無事なのは伝えたしなんとかなるだろうと思い、というか体力がなく疲れきって寒すぎるし、村に泊まることにしてしまった。これが、その後大問題となったのだ。

(↓朝撮った村の写真。)
s-SANY0564.jpg

 この村の名前はBADAN。人口100人くらいの小さく貧しい村だ。村では、着いた時から人が集まりだし、牛小屋の前でグライダーをたたみ直している間に、ほとんどの村人が集まっていた。村長も出てきて、
『今日は帰れないから泊まっていけ、腹が減っているだろうから何か食べさせてもらえ。』
みたいなことをインド語で言ってくれた。村でただ一人の大学生、唯一まともに英語が話せるサントスの家に泊まることになった。そこでゆで卵やチャパティとカレー、あったかいチャイをご馳走になった。もう、なんだかウルルン滞在記だ。

s-SANY0556.jpg

 サントスの部屋には10人以上の人が集まっていて、ただでさえ屋根が低い小さな部屋が、にぎやかになっていた。ゆで卵は5個も出てきたし、ナンのような薄焼きパンのチャパティは10枚くらいあり、そんなに食べきれなかった。カレーは、スパイスが効いているシャブシャブなやつで、羊の肉が入っているが、イボイボのどう見ても内臓っぽいものばかり入っていた。水も2㍑のペットボトルが空になっていたので、入れてきてくれた。生水は絶対に飲まないと注意していたが、山奥の水やし大丈夫やろうと思い、あまりのカレーの辛さにガブガブ飲んでしまった。
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料理を出してくれた女性達。食べてるトコめっちゃ見られてました。
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若い女のヒト。おでこに赤い点をつけてた。大人の印かな?たぶんこれが化粧。
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部屋の中は、冬を越えるためのジャガイモ貯蔵庫!!
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苦しゅうないぞよ。部屋はあったかかったなぁ。
s-SANY0563.jpg

 デジカメを見せたり撮って遊んだり、日本や空を飛ぶ話をしたり、インドの生活を聞いたりしてみんなでわいわい楽しんだ。日本のゲームを何か教えろというから、ジャンケンとあっち向いてホイを教えたら大ウケで、みんなで大爆笑だった。日本を代表する歌、『おっぱいがいっぱい』をみんなで大合唱したりもした。言葉が通じないのに、めっちゃ楽しい夜だった。

 次の日は、みんな心配してるだろうし早く山を下ってみんながTOに登るまでに戻りたいと思ったので、朝6時起きにすることにし、11時頃寝る。日本の携帯のアラームをセットして・・・。日本とインドの時差は3時間半だ。そう、日本が朝6時なら、インドは深夜2時半。そしてその夜、ルパン三世のテーマ曲が、深夜2時半に最大音量でインドの村に響き渡った。




Episode参 終了
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  1. 2005/12/07(水) 00:21:51|
  2. デンジャラスな記憶。
  3. | トラックバック:2
  4. | コメント:2
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コメント

っふっふっふ

もう一つのインド話

Ken1が帰ってこないBirキャンプサイト...
オーガナイザーはKen1?Ken1はまだ帰ってないか?
って何度も日本人選手に尋ねる
日が暮れ始め俺達も心配する
Ken1の無線を拾った選手の情報により山沈したとの情報だけが入ってきた
ゴトさんと川口さんはタクシーで捜索に...
Ken1の携帯にかけても返事が無い...
朝一でレスキューが出るという事を聞いて就寝した

能天気なKen1が異国の愛を肌でいっぱい感じてたころ
キャンプサイトでは最悪の事態まで考えられていた...
俺と高木さんは、ま~ケンイチのことだからその辺の民家に泊まって明日帰っててくるだろう!
って思ってたけどね!
  1. 2005/12/07(水) 20:56:04 |
  2. URL |
  3. テラ #-
  4. [ 編集]

うんうん。

ほんま、すいませんでした!
ありがとうございました!
  1. 2005/12/08(木) 04:51:18 |
  2. URL |
  3. KEN1@クールダンディ #5lgk84Pk
  4. [ 編集]

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  2. オメガがたくさんあります

あっち向いてホイあっち向いてホイは、元は祇園のお座敷遊びを落語家桂三枝が「ヤングおー!おー!」で紹介し、花柳界以外で広まった、じゃんけんから派生した遊び。1972年頃より萩本欽一がスター誕生!の審査決定までの場つなぎコーナーで行い、全国的に有名になった。ルール
  1. 2007/09/30(日) 08:55:53 |
  2. 子供の遊び・文学いろいろ

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KEN1&LUPIN the 3rd

Author:KEN1&LUPIN the 3rd
空を飛ぶのが好き。パラ&ハング。
クールでダンディな大人の男を
目指してます。
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