KEN1の秘密

KEN1のちょっぴりデンジャラスな出来事とか日記とか・・

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インド・ヒマラヤ大冒険 ~奇跡の国インド~ Episode弐

 9月の中国のPWCセレクション(プレPWC)に続き、2004年11月、インド・ヒマラヤでのプレPWCに参戦した。毎日がハプニングと奇跡の連続。おいらはインドという国を、奇跡の国と呼ばせてもらう。そのハプニング続出の大冒険の一部始終を伝えよう。

続きは11月5日から。

11/5(金)

公式練習日2日目、目指すは聖地ダラムサラ ~タスクなんて蹴っ飛ばせ!~
morning ← 朝の優雅なひととき。

 この日は前日と同じく雲低が低く、2500m止まり。春は4000mまで上がるらしいのになぁ~残念!!秋も終わりですから。日本の残り4人、成田発チームも到着。ずっといた2人は、今日は休憩で軽く飛ぶらしい。
 Birの町から45kmほど離れたところに、ダラムサラという町がある。大会のウェイポイントの中で一番遠い地点だ。ダライラマ法王、というラマ教の教祖が、チベット(中国?)から亡命し、亡命政府が置かれていることで有名な町。
police

ダラムサラに行きたい。大会タスクに含まれる可能性もあるし、チャレンジしてみる価値はある。逆転層きつくて雲低低いし今日は無理やろーと言われたが、絶対行ってやる、という気持ちでTOに立っていた。
 ダラムサラリターンは90km以上の距離。時間的にも、2時か2時半までにダラムサラに着いていなければならない。この日の練習タスクの発表を待っているヒマはない。11時半頃に、高木さんに続きTO。ダラムサラはTOから見て右方向だ。高木さんはやはり今日は動く気なさそう。まだ誰も飛んでいないが、黄―赤のジンのグライダー(ブーメラン;上級コンペ機)が一機右方向へ飛んでいくのが見えた。いっしょにダラムサラまで行かんかなーと思いながら、走り出す。

 よし、単独90kmタスクスタートだ!

go!


 尾根先で低い雲低をつなぎ、高度を保ちながら山を越え谷を越えていく。パターンは同じだ。ただ、だんだんと谷の幅が広くなってスケールが大きくなっていく気がした。初めて飛ぶ景色を楽しみつつ慎重に飛んだ。進行方向左側は平野、右側は、万年雪の残る5000m級の山々がずっと続く壮大な景色だ。絶景なり。飛んでいて、景色にこんなに感動したのは初めて。谷を越えるときは右ばっかり見ていた。インド、ヒマラヤはすげーーーー!!

himaraya


 低くスタックしかけた時もあったが、タカを探したり、ジンのグライダーとは抜きつ抜かれつリードしあって飛ぶ。雲低もそれぞれの尾根によって高さが違い、じっくり高度を見極めて谷を渡る。
s-SANY0490.jpg

 上から日がさして透けているような薄い雲にちょろっとだけ入って突き抜けてみたりした。
そして!!久々に見るブロッケン現象!
 雲に自分の影が映り、その周りに太陽のカサのように虹色の輪っかができている。やはり何度見てもスゲーーーーキレイやなぁ。写真には写らんかった。残念。

 なんじゃかんじゃで2時前、ついにダラムサラまで3km。ちょっと手前でスタックした時に上を抜かれてしまったジンはダラムサラ上空らしきところで飛んでいる。ダラムサラっぽい町は、最後の尾根から2kmほど離れて細長い島のような尾根となっている。その尾根の付け根は、さらに向こう側に続いていて、その小さな山の山頂がダラムサラのウェイポイントらしい。

 最後の尾根ではかなり低くなってしまいなかなか上げれない。雲も消え、なんだか渋い。ダラムサラっぽい町に行ってしまうと、おそらくそこに降りるしかないだろう。でも、渋くなって降りるくらいなら突っ込もう。町の上空へ。やったぁついに来たぞ、ダラムサラ!インドの(チベット民族の)神聖な地。感無量だ。
 でも、やはりまだその町はダラムサラのGPSポイントではない。でも低いし降りるところを探していると、鳥が飛んでいる。タカだ。イチかバチかで突っ込むと、町のデカい建物からの強烈なサーマルだ!!サクッと上がり、一気にダラムサラのポイントのある山頂へ。そこから続く尾根は2つ。一つはさっきの建物だらけの小島のような町のある尾根。もう一つはお寺らしきものがたくさんある尾根。どっちがダラムサラ?

 後で聞いた話によると、建物だらけの町は、マクロードガンジーといってダラムサラの中心地で、多くの外国人も訪れる観光地、土産屋やゲストハウスなどのたくさんある町だ。寺のあるほうは、ダライラマが住んでいて亡命政府もあり、多くのチベット人とインド人の信者が町を作り、土産などが売ってる雰囲気ではないらしい。
dalamsara1

dalamsara2

 しばらくそのあたりを飛んでいた。聖地ダラムサラ。こんな渋い日に来れたのもダライラマに吸い寄せられたからもしれない。宗教にそんなに興味はないが、そういう町まで飛んでこれて、上から参拝できることなんてめったにない。このサーマルもダライラマサーマルか?と思うほどのお助けサーマルだった。山頂をトップアウトし、余裕で最後の尾根に戻れる高度になる頃、また雲も出来始めていた。よし、2時か、戻れるな。と思い、ダラムサラに別れを告げ、リターンする。

 駄菓子菓子。5kmほど戻った時、ふと思う。
『今日は渋いよね。これで中途半端に20kmほど戻った所に降りてしまったら、チョ-さみしい。しかも大会中ならちょっとでも戻ったほうが点が高いし、降りたい(行ってみたい)所に降ろすことはできない。今日は最後の練習日。ダラムサラに降りれるラストチャンス?!せっかく来たし、観光してったほうがいいんじゃないか??』
実際、大会中にダラムサラを使うことはなかった。
 
 吸い寄せられるかのように町に戻る。さて、どこに降ろそうか。寺のある尾根からは、パーティで使うような国旗を連ねた紐のようなのが寺から山頂までずっと張り巡らされていて、山頂に続く石段とかの上にそういう旗つきの紐を張り巡らせているのかと思った。でも、少し高度を落として近づいてじっくり見てみると、石段や道なんかなく、ただ、木や岩の上を旗が張り巡らされているだけだった。寺の中にある広場に降ろして山頂まで参拝しに行こうかと思っていたが、できそうもなく、しかも寺なんかに降ろすのはかなーり失礼だし侵入者と思われて撃ち殺されたらイヤなのでやめた。

 栄えてそうな町のほうに決めた。降りてみて分かったが、運のいいことにその町は、観光にぴったりのマクロードガンジーだった。尾根から離れて平野に出ればいくらでも降りる所はある。
 が、なぜか町のすぐそばにピンポイントで降ろせそうな場所を見つけてしまった。町の上を飛ぶと、町中の人が上を見て、屋上や屋根に登り、小学校では校庭で、キャーキャー騒いでいる。こういう声や視線は気持ちが良く、手を振りまくったり、軽いスパイラルでサービスをする。町はサーマルが活発で、なかなか高度が落とせないのでずっとそんなことをしていた。
20
 
 なんとか狙ったところに無事降ろす。後から思うと、あんな所は今までもこれからも誰も降ろさないだろうし、二度とあんなLDしたくないと思った。これは教育上良くないので省略する。少し言うと、斜度は30度くらいで家、木、電線がたくさんあった。

着陸の様子

 電線と木を縫ってアプローチするも正面向くと斜度がキツ過ぎなので真横に流し、最後は石が三角形に積んである標高1mほどの山を正面からドカンと両足で蹴ってLD。グライダーは前にあったトゲトゲの小さな木にぱさっと。怪我一つ無く無事に降ろせたのもダライラマのおかげだろう。奇跡と呼んでいいと思う。。。@インドの奇跡4@

 中国やインドではどこでもそうだったが、降りた所には必ず、どこからともなくたくさんの人が集まってくる。グライダーがかかってしまった小さな木は、めっちゃトゲトゲなので、ラインがひっかかってしまい取れず、地元の人達がその木を切ってくれた。感謝してお礼を言うと、「チベットの人はめったに木を切ることはない。チベットの木を切ったことを忘れないでください」と重い言葉をいただいた。そうだ。どんな物、どんな事に対しても感謝の気持ちを忘れてはいけない。

 たくさん集まってきた人々の中に、日本人っぽい女性がいた。英語で「日本語を話せますか?」と言ってみると、日本語で「日本語話せます、日本人ですよ。」と言われた。彼女は半年ほどそのマクロードガンジーの町に住んでいるらしく、千恵さんという関東の人。50kmほど飛んできて、観光しようとそこに降りてきたことを言うと、荷物を部屋に置いててもいいよ、と言ってくれた。アヤしいインド人タクシーにつきまとわれていたので、ちょうど断ることもでき、お言葉に甘えることに♪
 部屋の外から見えるヒマラヤの山々は絶景だった。空から見るのとはまた違い、こんな景色を毎日見れるなんてどんなに幸せだろう、と思った。写真は撮らなかった。心のアルバムにしまっておこう。

s-SANY0522.jpg

 こうして荷物を全部置かせてもらい、手ぶらで観光することに。町の人に、「パラで飛んできた。さっき上を飛んでた黒いグライダー見てたか?」というと、みんな「おおーっ!あの20番はおまえかぁ!」みたいなことになって、めっちゃ人気者やった。それで結構マケてもらったり♪

s-SANY0525.jpg

 ブラブラ町を回って、帽子と服買って、メシ食って5時間くらいダラムサラの町を満喫した。

s-SANY0526.jpg

 前日にカメラの電池が切れ、Birの町ではそんな特殊な電池は売ってないので今回はカメラは諦めていたが、この町にはカメラ屋さんがあり、なんと全く同じ電池も売っていた!ちょ-ラッキー

 本部のBirまではタクシーで3時間。相場は800ルピー(2000円)だ。インドでは航空費・エントリー費以外は全部で1万円しか使ってないので、結構高く感じる。タクシー乗り場に行くと、みんな1000ルピーと言う。なんとか交渉し、800ルピーに。
 タクシーを千恵さんチの前につけ、お礼を言って荷物を受け取る。千恵さんが日本に帰ってきたらパラに招待しよう。空飛んでみたいって言ってたし。

 パラザックを背負い、タクシーに乗り込む。と、そこに男が声をかけてくる。
「君はパラフライヤーだね。Birに行くならいっしょに乗っていかないか?」
なにっ?!もしやあの黄―赤のジンか!なんと彼は、5時間も手ぶらで観光したおいらの、この一瞬のパラを背負った姿を発見して声をかけてきたのだ!半額ゲットーっ!なんて運がいいんだ。ダラムサラの奇跡だ。この町はすごい。というか、インドは奇跡の国だ。

 テントに帰ったら11時。歓迎パーティーを逃したが、みんなこの体験をうらやましがっていたハズ。疲れたけど楽しかった♪

ダラムサラ帰りのKEN1!!
s-SANY0540.jpg

あ、インドの牛はこんなデス★
s-SANY0537.jpg



11/6(土)

大会初日、ぼちぼちでんなぁ ~夜のタスクはヒ・ミ・ツ~

朝風呂。シャワーを浴びまくって気持ちいいっ!ついに大会本番。十分肩慣らしはできた。あとは楽しんでいっぱい飛ぶだけ!

開会式は宗教っぽい感じ満々の儀式。めずらしくておもしろかった。

s-SANY0530.jpg

いったいこの首飾りは飛ぶときどうするのか、とみんな迷ってた。
KEN1@クールインディアン
s-SANY0531.jpg

タンデムおじさんとパッセンジャーの若い女のヒト。どういう関係なんやろ・・・。
s-SANY0533.jpg


 この日は71kmタスク。スタートで出遅れ、なかなか追いつけず。最後にアゲインストに突っ込みすぎ、タンデムおじさんといっしょに撃沈。7kmショート。64kmも飛んだのになぁ~。。
 ジグザグに谷越えしてはだめ。アゲインストをできるだけ少なく、リーサイドサーマルも狙わないとだめ。

 降りたら、小学校の近くで、子供たちに囲まれてデジカメで撮影会!デジカメはかなりめずらしいらしい。大喜びの子供達。
s-SANY0467.jpg


 夜、Mr.TとM原さんとでテントで秘密のぱーちー。楽しかった。


Episode弐 終了


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  1. 2005/11/29(火) 08:57:03|
  2. デンジャラスな記憶。
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